『英語独習法』

 行きつけの書店に「売れ筋」あるいは「注目」の本を集めたコーナーがあって、大抵は一応ザッと見渡して「こういう本が人気なんだぁ、ふ〜ん」と思うだけなのですが、その中に『英語独習法』という新書があったので読んでみることにしました。これは専門書ではなく、一般向けの本であり、尚且それなりに売れていそうでしたので、全くの初心者とは言わないまでも「ある程度は英語が出来るけれどちょっと行き詰まっている人」に向けて書かれた本なのだろうなと予想していたのですが、読んでみたら結構上級者向けの内容でした。しかも「とにかく語彙を増強する」がまず第一にすべきことであるとを全編に渡って主張していて、それはそれで効果的な学習法ではあるけれど、一部の根性のある人を除いては挫折してしまいそうな気がしないでもありません。とは言うものの、読んでみると「なるほどな」と思う部分も幾つかあり、例えば語彙を増やす方法としてSKELLというネットのサイトが紹介されていて、これは使えそうなので早速ブックマークしたり、スマホのホーム画面に追加しました。あと、映画を使ったリスニングのトレーニング方法も参考になりました。 

英語独習法 (岩波新書 新赤版 1860)

英語独習法 (岩波新書 新赤版 1860)