夏祭

 子供の頃、「ちょうちん祭」というお祭がありました。陽が西に沈むぐらいの時間帯に、手にちょうちんを持った町内の子供達が父兄に引率されて地元の神社へぞろぞろと歩いていった記憶があります。子供の中には浴衣姿もありました。その当時はそのお祭にどんな意味があるのか、どうしてちょうちんなのか、全く分かっていなかったのですが、厄を祓うためのお祭だということを大人になってから知りました。しかし子供にとってはそんなことはどうだって良くて、神社の前に出現したおびただしい数の屋台で、金魚すくいや射的等をすることがお祭に参加する目的なのでした。その後もお祭は続いてきたのですが、昨年と今年はコロナのため中止となりました。しかし神社への参拝は行われていたので、前を通りかかったついでに私も参拝してきました。この先、コロナが終息したとして、かつてのような賑やかなお祭は復活するのか?何年かしてマスクをしなくてもよくなったら、もしかしたらあり得るかもしれませんが、そもそも子供の数が激減しているので、難しいかもしれません。

f:id:tsuiteru2772:20210727011849j:plain