アクション小説の作者

 『アメリカン・スナイパー』という映画が公開されたのは2014年でした。この映画の監督はクリント・イーストウッドで、随分と話題にもなりました。先日、その映画の原作となった小説の共著者の1人であるスコット・マキューエンが書いたアクション小説を読んでみました。600ページ弱の分厚い文庫本で、途中まではやや退屈でしたが、中盤から急にアクションシーンがてんこ盛りになってきて一気に読んでしまいました。作品を読み終えて作者の経歴が書かれた部分に目を通していたら「オレゴン州立大学卒業」と書かれていました。オレゴン州にはUniversity of OregonとOregon State Universityという州立大学があって、前者をオレゴン大学、後者をオレゴン州立大学と日本では呼ぶ場合が多いですが、両方とも州立大学なので、どちらもオレゴン州立大学となってしまっている場合もあります。そこで英語のページでこの作者の詳しい学歴を調べてみたところ、後者のOregon State Universityを卒業していることが判明しました。私の母校でもあるオレゴン州立大学の卒業生にこんな立派な作家がいたとは知らなかったので、とても嬉しく思い、他の作品も読んでみたくなりました。ちなみに、この作者はオレゴン州立大学を卒業後、別の大学の大学院へ進学して法学の博士号を取ったそうです。