筋肉

 先日、勝間和代さんのユーチューブ動画を観ていたら、筋肉に関する話がありました。勝間さんの知人が交通事故にあって大怪我をしたのですが、回復がかなり早かったそうで、その理由はその知人が普段からトレーニングをしていて筋肉量が多い身体だったからだそうです。どういうことかというと、損傷した部位を修復するために、他の部位にある筋肉からタンパク質等の必要な材料を調達してくるということが身体の中で起こり、その知人はその材料(=筋肉)がたくさん蓄えられていたから怪我の治りが早かったのだと。故に、将来、怪我をしたり病気になった時に備える意味で、筋トレをして、せっせと筋肉を蓄える貯金ならぬ貯をしよう、と勝間さんは呼びかけていました。そういう身体の修復のメカニズムが医学・生理学的に正しいのかどうかは分かりませんが、なるほどなと思いました。そして、自分の身体の筋肉量をモニターするために体組成計を使うことを勧めていて、体重が増えた減ったということに一喜一憂するのではなく、身体の組成・筋肉量に着目すべきだとも言っていました。つまり、たとえ体重が減っていても筋肉が落ちているのであればそれは良くないし、逆に体重が増えていても脂肪が筋肉に置き換わっているのならそれは喜ばしいことだと。更に筋肉が減ったり増えたりしたことをチェックするひとつの目安として握力計で握力を測り、値が下がってきていたらヤバイヤバいと思って筋トレに励もうということでした。握力に関与する筋肉はさほど大きくないので、胸や足の筋肉の方がより優先的に鍛えるのが正しいとは思うのですが、握力計であれば何kgという数字が示されて分かりやすいという利点があるので、あくまでひとつの目安にするなら良いかもしれません。