次世代成分

 チェリオと言えば「安くて量が多い」ので、子供の頃はコカコーラやペプシコーラなどのメジャーなメーカーの飲料よりもチェリオを選ぶことが多かったかもしれません。さすがに大人になるとそういう基準で選ぶことはなくなりましたし、そもそもコンビニにはほぼ置いていないので目にする機会もありません。先日、たまたま通った道にチェリオの自販機がありました。懐かしさを覚え、久方ぶりにチェリオを飲んでみようかと思って見ていると、並んでいる商品の中に1本500円の缶飲料がありました。安さが自慢のチェリオにあるまじき商品であることに興味をそそられた私は、やはり菓子・食品メーカーに勤める者としてはこれは試しに買ってみるべきだと思い、500円玉を入れてボタンを押しました。出てきたのは思ったよりも小ぶりな缶。飲んでみるとモンスターなどのエナジードリンク系の風味。商品名である「CBD」をネットで調べてみると、カンナビジオールという「話題の次世代成分」らしく、大麻草の熟成した茎や種子のみから抽出した成分で、大麻取締法上の「大麻」には該当しないとのこと。従って、麻薬成分は一切含まれていないので、飲んだからといって体の中で何か変化が感じられるわけではありませんでした。

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