お客様相談窓口

 大抵のメーカーがそうであるように、うちの会社で製造している菓子・食品のパッケージの裏側にもお客様相談の窓口の電話番号が書かれていています。この窓口は、お客様からのご指摘(いわゆるクレーム)や商品に関する質問等の受付を行います。ご指摘(クレーム)で多いのが「包装不良」と呼ばれるもので、例えばひと口サイズのチョコレートの個包装が破れていたとか、空袋(中に何も入っていない)などで、現物を着払いで送ってもらい、それを見て製造ラインの現場責任者達と一緒に原因究明し再発防止策を講じる一方、お客様にはお詫びの手紙を同封して新しい商品をお送りすることになります。質問で多いのが販売店に関するもので、たまたまどこかで見かけた、あるいは広告やCMで見た商品を買ってみたいのだけれど、どこで売っていますか?というものです。あと、数は少ないのですが、お客様からお褒めの言葉を頂くこともあり、これは大変嬉しいですし励みになります。更に、株主様からお電話を頂くことがあります。先日もある男性から電話があり、その方は当社の株を持っておられ、奥様もまた奥様の名義で当社の株を持っておられるのに、株主優待の商品(菓子・食品の詰め合わせ)が男性の方だけに届いて、奥様には届いていないが、どういうことだ、という問合せでした。この件は株主様関係を担当している総務部に対応してもらうことになります。以前にも似たような内容の電話が株主様からありました。うちの会社では年に2回、株主様に商品をお送りしていて、1回はほぼ全ての株主様へ送り、もう1回は保有する株の数が一定数を超えている人だけに送っているので、ご夫婦のどちらかの株数が少なかったから送られなかったというパターンが時々あります。あるいは、旦那の方はてっきり奥様も株を保有し続けていると信じていたのに、奥様が自分名義の株をこっそり売却して現金に替えていたので商品が届けられなかった、というパターンがありました。売却したことがバレてしまったその奥様がその後どうなったのだろうか気になります。