アスリートは歳を取るほど強くなる

 

 『アスリートは歳を取るほど強くなる』という本を読みました。著者はアメリカのジャーナリストのジェフベルコビッチ氏。450ページを超える分厚い文庫本でしたが、とても興味深い内容でしたので割と早く読み切ることができました。

 少なくともひと昔前ぐらいまでは、アスリートというのは20代の若い頃に競技人生のピークを迎え、それを過ぎると早々と引退するというパターンが多かったのですが、近頃は現役として活躍する期間が長いアスリートが増えてきました。それを可能にしたのは効率的なトレーニング方法が見出されたこと、ケガの治療技術や体力の回復方法などが進歩したことで、それらについて数多くの例を挙げながら解説されていました。参考になった点はいくつもあったのですが、私自身が膝を痛めていることもあって注目したのがNBAで活躍したコービー・ブライアントの食事でした。バスケットボールでは試合や練習を通して何度も何度もジャンプしては着地するという動きが繰り返され、そのたびに膝に衝撃が加わり、関節の軟骨がすり減っていきます。ダメージを受けた膝関節の回復を早める目的でコービーが摂取していたのがいわゆるボーンブロススープ、つまり牛や鶏などの骨を煮込んだスープ。このスープには骨の髄から出てきたコラーゲンが豊富に含まれており、膝の回復を早める効果を期待したのでした。ボーンブロススープを作るには8時間も煮込まなければならないので、コービーは専属のシェフにレシピをおしえて作らせていたそうです。このスープにはたいへん興味があるものの、私なんぞはシェフを雇う金もなければ、煮込むための8時間を確保することなどできないので、取り敢えずサプリメントでコラーゲンを摂るようにしました。膝に効いてくれるといいのですが、どうだろうか?膝には効果が無くてもお肌は綺麗になるかもしれない。

DHC コラーゲン 60日分

DHC コラーゲン 60日分

  • DHC(ディー・エイチ・シー)
Amazon