トゥーランドット

 先日、ラジオ番組のポッドキャスト版を聴いておりましたら「ピンポンパン」の話題になりました。ピンポンパンと聞いてある一定の年代層は『ママとあそぼう!ピンポンパン』という子供向けの番組を思い起こすのだそうで、NHKの『おかあさんといっしょ』の民放版みたいな番組だったようです。話題となったのは「ピンポンパン」という言葉の由来でした。特に深い意味は無くて何となく言葉の響きが良いとか、視聴者が覚えやすい・口にしやすいから誰かの思いつきで「ピンポンパン」に決まった、ぐらいのことだろうと思っていたら、実はプッチーニのオペラ『トゥーランドット』の中に皇帝に仕える三人組(2人の大臣と1人の料理長)が登場するのですが、彼らの名前がピン、ポン、パンであり、どうやらそこから『ママとあそぼう!ピンポンパン』という番組名が決められたらしいとのことでした。

 『トゥーランドット』と言えば、そのオペラの中の『誰も寝てはならぬ』という曲をフィギアスケートの荒川静香さんが演技に使用して2006年のトリノ五輪で金メダルを獲得したことであらためて注目されました。そしてアクション映画好きの私としては、トム・クルーズ主演の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の中のシーンで使われたことが印象に残っています。しかしやはり本物の『トゥーランドット』もいつか生で観てみたいです。


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