美容師との会話

 午後から美容室へ行きました。髪をカットしてもらいながら色々とお喋りをするわけですが、お互いにマラソンを趣味のひとつとしているので、それに関する話も毎回のようにします。今年の秋以降、マラソン大会に出場する予定はあるんですか?と尋ねると、実は体調が良くなくて通院して薬で治療しているところで、治るまでには早くても数か月はかかるとの医者の見立てなので今シーズンはマラソンは無理、とのことでした。その病気について詳しいことは知らないのですが、命に関わるようなものではないようなので、しっかり治療して、また来シーズンは走れるようになってほしいものです。

 美容師さんとのよもやま話の中で、以前から気になっていた「湯シャン」、即ちシャンプーを使わずにお湯だけで髪および頭皮を洗うことについて訊いてみました。湯シャンを推奨する美容師ユーチューバーがたくさんいて、彼らの言うことが本当なのかが気になったので。そして、湯シャンが髪と頭皮に良いと主張する人がその根拠のひとつとするのが「ホームレスに禿げがいない」ことなのですが、そのへんはどうなのかも訊いてみました。この美容師さんはやはりシャンプーを使わないと汚れは落ちないし、ホームレスに禿げがいないのはシャンプーしないからではなく、横になっている時間が長いので頭皮の血流が良いせいだ、との考えでした。確かに、頭は体の一番上にあるので、最も血液が届きにくいというのは何となく分かるのですが、ホームレスの人々が一般人と比較して横になっている時間が長いというのは、必ずしも事実ではないように思えます。夏は蒸し暑いし冬はかなり冷え込むので、路上生活というのは環境としては劣悪であり、のんびりと横になって惰眠を貪ることができる時期は少ないことを考えると、横になっている時間はあまり長くないように思えるのですが。