ひやしあめ

 京都へ行く前日にユーチューブである動画を観ておりました。関西人が2人でお喋りする番組で、その中で「ひやしあめ」という飲料の話題になりました。私自身はどこかでそれを目にしたことはあるような気がしないでもないのですが、飲んだことはありません。その動画の中の2人が言うには、ひやしあめは関西にしかない夏の飲み物で、それ以外の地域では全く知られておらず、関西においても飲んだことがあるのはある程度以上の年齢の人たちで、若い人は飲まないとのことでした。そこで今回京都へ行った際にどこかでひやしあめが売っていないか注意してみていると、喫茶店というよりは古めかしい茶屋みたいなお店に売っていました。ただ、何となくこのお店で飲みたい気分にはならなかったのでスルーしました。

 暫く行くと自動販売機があり、その中に「ひやしあめ」がありました。キリンの自販機なのですが「ひやしあめ」だけはサンガリアの製品でした。他社の自販機を「間借り」している形ですが、こういうのも珍しいです。ここで缶入りの自販機を購入して飲んでみました。特別美味しいわけではなく、これよりも爽やかで美味しい飲料は他にもいくらでもあるにもかかわらず、こうしていまだに細々と販売されているということは、これを好む消費者がいて、それなりの売上があるということなのでしょう。