半休を取って

 会社の仕事はそれなりに忙しいのですが、父が入院している病院へ行かねばならなかったので午後は半日有休を取りました。ただ金曜日のお昼過ぎに退社するというのは他の社員から見たら何処かへ遊びに行くんじゃないかと誤解されかねないので、後ろめたさも感じてしまうのでした。そんな若干のモヤモヤを抱きつつも、寄り道しないで真っ直ぐ帰宅。まずは郵便局で振り込みをしてから病院へ向かいました。父とは事前に電話で話していて、何か必要なものはないかと尋ねたところ、箱ティッシュを持ってきて欲しいとのことでしたのでそれを買い、あとは想定していた以上に入院期間が長引いており1万円札以外のお金が少なくなってきたので千円札を30枚ほど封筒に入れたものと、100円硬貨と500円硬貨をたくさん入れた小銭入れを、そして父宛てに届いた郵便物のうち目を通しておいた方が良さそうなものを手提げカバンに入れて持っていきました。コロナ感染防止のため入院患者に直接会うことはできないので、そのカバンを看護師さんに託して父に渡してもらいました。更に、毎月1回保険証を病院の事務担当窓口に提示して確認してもらわねばならないので父から保険証と診察券を預かって私がそれらを持って窓口へ行き、確認し終わるとそれを返しにまた病棟へ戻りました。父の病室がたまたまナースステーションの近くでしたので、看護師さんのご厚意で父を病室の入口まで連れてきてくれました。私との距離は5メートルほど。看護師さんの話では父の体調は良くて、食事も残さず食べているらしく、前回父と会った時と比べて体重は大きく変わってはいないように見えました。そこで少しだけ会話をして私は帰りました。それにしても、もう1か月半近く入院しているので、もうそろそろ退院できないかな。