ポケトーク

 先日、歯科クリニックへ行った際、受付の前にあるソファに座っていると、治療室から男性が出てきました。その男性はその日の治療費を支払うと、次の予約をいつにするかについてのやり取りを受付嬢と始めたました。その受付嬢はスマホぐらいの大きさの物体を手に持っており、彼女がそれに向かって日本語で「次はいつ頃がいいですか?」とか「土曜日だと、一番早いのが2週間後の10時からになります」みたいことを喋ると、それが中国語に変換された音声がその物体のスピーカーから発せられました。どうやら受付嬢が手にしているのはポケトークで、その男性は中国人のようでした。男性は受付嬢からの問いに対してうなづいたり、カレンダーを指差したりしていました。ポケトークのテレビCMは見たことがありましたが、実際に使われている現場に遭遇したのは初めてでした。中国語でしたので、それがどの程度の精度で翻訳されているのかは分かりませんでしたが、日常会話程度の簡単な文章であれば、少なくとも相手に通じるレベルで翻訳されるようです。明石家さんまさんが出ているあのCMを見た時は、それがどんなふうに使われるのか、いまいちピンとこなかったのですが、なるほど、こういう場面ならあると便利かもなと思いました。ポケトークスマホ用のアプリもあるようなので無料版をインストールしようかと思ったら、最初の3日間は無料ですが、基本は有料プランしか無いので諦めました。


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