そして決勝

 W杯の決勝を見ました。サッカーにおいては、そもそもハイレベルな試合では、なかなか点が入らないもので、今回のスペイン対アルゼンチン戦がまさにそうでした。しかし、点が入らない試合というのは、見ていてあまり面白いものではありません。これが野球ですと、点が入らない息詰まる投手戦というのは、バンバン点が入る打撃戦に比べたら地味ではありますが、投手が良いピッチングをして三振の山を築いたり、あるいは打たせて取る場合でも野手のファインプレーが随所にあるので、それなりに見応えがあるものなのです。しかし、サッカーの場合は守備が良くても(ゴールキーパーのスーパーセーブは別として)、サッカー通以外の私のようなにわかファンにはその凄さが理解できず、どちらかと言うと退屈だと感じてしまうのでした。今回の決勝戦は、最後にメッシが試合をひっくり返してくれるのではないかと期待していたのですが、スペインの守備に完璧に封じられていました。メッシが前・後半の90分で1本もシュートを打てないなんて信じられませんでした。残念ではあるけれど、世代交代ということなのでしょう。さて、1か月以上に渡ったW杯も終わり、期間中は睡眠のリズムが崩れてしまい、日中は時差ボケみたいになっており頭がスッキリしなかったのですが、明日からはまた規則正しい生活を心がけたいです。

日曜雑感

 晩ご飯の後は、8時から『豊臣兄弟!』、9時からはNHKスペシャル、その後はW杯デイリーハイライト、といった具合にずっとNHKばかり見ていました。NHKスペシャルはトヨタの開発の裏側を取材したもので、これまでテレビカメラが入ることが無かった開発現場の様子を垣間見ることができ、たいへん興味深かったです。トヨタは世界一の自動車メーカーであるけれど、常に危機感を持っていて、現場の社員達がストレスを感じてヒリヒリしている緊張感が伝わってきました。トヨタは単なる一自動車会社ではなく、トヨタがコケたら日本経済全体がガクンと低迷するだろうから、視聴者としても他人事ではない感じがしました。

 近所のお家の前に、柴犬の仔犬(雌)が2匹生まれたと書かれた紙がよく見える位置に掲示してありました。欲しい方には譲るつもりだということなのでしょう。昭和の時代はこういう形の個人間の仔犬の譲渡は結構あったような気がしますが、最近では珍しいと思います。今回のこの柴犬の仔犬は見学ができるとも書かれていました。猫もいいけど、やはり犬もいいなぁ、と思っていたので、まだ受け入れる準備は何もできていないけど、見るだけでも見ておこうという考えが浮かびました。でも、愛くるしい仔犬の姿を見て、抱っこなどをさせてもらったら、その場ですぐ「この子をください!」と言ってしまいそうなので、今回は見送ることにします。

本能寺の変

 先週の大河ドラマ『豊臣兄弟!』は「本能寺の変」の回でした。本能寺の変は、過去の大河ドラマに何度も登場していますし、映画、民放のテレビドラマ、歴史文学でも本能寺の変のシーンは描かれており、それらの総数は数えきれないくらいで、日本の歴史のワンシーンの中ではおそらく最も手垢のついた場面のひとつです。それらの多くは、演じている役者が違うぐらいで大体みな同じような感じで、ほぼ歌舞伎の演目のように固定化された演出となっていました。ところが、今回の『豊臣兄弟!』における本能寺の変は、これまでとは異なる解釈、異なる視点が盛り込まれた脚本となっており興味深かったです。正しいと分かっている歴史的事実を変えることはだめですが、それ以外の部分については脚本家や演出家が独自の創作を取り入れて物語にしてもよいわけで、その点において今回のエピソードの描き方は面白さが感じられました。そして、織田信長役の小栗旬、明智光秀役の要潤の演技も素晴らしかったです。この2人は1年に渡る放送の前半のストーリー展開のキーパーソンでしたので、残りの5か月を信長・光秀なしで、物語を更に盛り上げていくことができるのか、ちょっと心配ですけど楽しみです。これまでの回が、毎回それぞれがひとつの映画作品のようなクオリティの高さで満足度の高いものでしたので、本能寺の変の後も期待を裏切られることは無いだろうと予想しています。

異常な暑さ

 お暑うございます。この暑さは一旦はおさまるみたいですが、来週の半ばからは今週よりも更にパワーアップした暑さが戻ってくるそうです。地域によっては40℃に届きそうになるかもと言われています。今でも既に十分すぎるほど暑いのに、これ以上にパワーアップするなんて勘弁して欲しい。地球の環境は短期的なスパンでは温度が上昇して温暖化しているように見えても、実は長期的には緩やかに氷河期に向かっている、と誰かがどこかで言っていて、その時はなるほどそういうものなのか、と思ったのですが、この暑さは絶対におかしい。氷河期に向かっているわけないじゃん。でも単なる温暖化とも違うような気がします。この暑さの中で、もしも大地震などの災害が発生して電力がストップしてエアコンが使えなくなったら・・・、と想像するだけで恐ろしい。冬ならば電力が無くても暖を取る方法は他にありますが、エアコン無しで暑さから逃げる手段はありません。太古の昔、直径10〜15kmの小惑星が地球に衝突したことによって上空に舞い上がった土砂が太陽光を遮り地球の気温が低下(衝突の冬)したことが、この年代に恐竜をはじめとする多くの生物が絶滅した原因だそうですが、人工的に雲を発生させて太陽光を遮るとかできないのかな。頭の良い人達が考えたらできそうに思えるけど。莫大な予算をかけて月の裏側までロケットを飛ばしている暇があったら、地球の温度をいかに下げるかにもっと予算を使って欲しい。

地球の裏側で繰り広げられている激戦

 早朝、サッカーW杯・準決勝のイングランド対アルゼンチン戦を観ました。キックオフから観るつもりで前夜は就寝したのですが、目が覚めた時には既に前半が終わってハーフタイムに入っていました。しかし、どうせ試合が動くのは後半で前半は特に見どころも無く0対0だろう、と思って得点を確認したら本当にその通りでした。顔を洗って歯を磨いてからテレビの前のソファに腰を下ろして画面に見入りました。私はアルゼンチンを応援していました。メッシが活躍している姿を見たい、という気持ちは勿論ありましたが、イングランドが嫌いだからです。このイングランド代表チームが嫌いというよりは、イングランドという国自体が嫌いなのです。なんか信用できないというか。その私の怨念が通じたのか、一旦は先制したイングランドが後半40分を過ぎてから2点を取られて逆転されるという、劇的な展開でまるで漫画のようでした。この大会が始まる前、優勝を目指していると公言する日本代表について、もしかしたら本当に優勝するチャンスがあるかも、と淡い夢をその時は思い描いていましたが、準々決勝、準決勝で戦っている本当の優勝候補国の試合を見て、やはり日本代表には克服しなければならない課題がまだたくさんあって、優勝までは長い道のりがあることを思い知らされ、打ちのめされた気分です。ただ、ゴールは遠い先にあるけれど、少しずつ前進していることが感じられることもまた確か。4年後もきっとまだ優勝には手が届かないでしょうけど、少しずつ強豪国に近づいていって欲しいです。