『東大生に最も向かない職業』

東大生に最も向かない職業

東大生に最も向かない職業

 この本は暫く前に購入したものの、他に読みたい本があったので長い間放置してありました。このまま読まずに古本屋へ売ってしまうのも忍びないので、取り敢えず少し読んでみたところ、面白かったので一気に読んでしまいました。
 著者は、岡山県出身で岡山大学を卒業後、23歳で東大(経済学部)へ入り、目出たく東大を優秀な成績で卒業後、春風亭昇太師匠に弟子入りし、現在二ツ目春風亭昇吉という落語家。様々な困難にぶつかりながらも、知恵と工夫と努力で乗り切っていくあたりは、さすがそういうところが東大生的だなぁ、と感心することが随所にありました。これらのエピソードをNHKでドラマ化して欲しいと思うほどでした。
 彼の落語をネットで検索してみたのですが見つからず、寄席のチケットも見当たりませんでした。どんな噺をする人なのか興味津々なので、是非一度聴いてみたいです。