平常心

平常心のレッスン (朝日新書)

平常心のレッスン (朝日新書)

 以前は、何か想定外の状況に遭遇しても、昂った気持ちを集中力という形へ上手く変換することが出来たのですが、最近はアタフタと慌てふためいてしまうことが時々あります。また、ささいな事に一喜一憂するなど、心が振り回されるパターンが多くなっていました。
 そんな時に読んだのが小池龍之介さんの『平常心のレッスン』です。この本で述べられているのは、精神的にパニックに陥った際の対策というよりは、常日頃の心の持ちようや喜怒哀楽の感情のコントロールの仕方なのですが、まさに今の自分に必要な事が書いてあったので、スッと心に入ってきました。
 これらの「感情のコントロールの仕方」は、原始仏教の考え(お釈迦様の言葉)をベースに書かれています。今から2,500年も前のお釈迦様の言葉が、現在でも「なるほどねぇ」とそのまま通用することは驚きでありますし、逆に、人間の本質的な部分は2,500年たってもあまり進歩していないのかな、と思ったりしました。

 いずれにしろ、2012年は「平常心」を常に心がけていきたいと思います (^^)