この本の著者の北川智子さんは、
ハーバード大学で日本史を教える先生(レクチャラー)です。同校の日本史クラスの受講者数は、以前はほんの数人程度しかいなかったのですが、2009年に北川さんが教鞭をとるようになってから100人、200人というレベルに受講者数が急増したのだそうです。その秘密は、北川さんの授業のスタイルが斬新でクリエイティブであるからで、授業の様子がこの本に紹介されているのですが、確かに大変魅力的であり、「こういう授業なら受けてみたいなぁ」と感じてしまうほどでした。北川さんのクリエイティブな授業は、日本では「型破り」過ぎて受け入れられなかったかもしれませんが、
アメリカという環境と、そしてそのクリエイティブさに応える高い能力を持ったハーバードの学生がいたからこそ、成功しているのだろうと思います。