眠くなる映画

 睡眠不足気味の日々が続いていますと、あまり面白くない映画(DVD)を観ていると本当に眠ってしまいます。先日借りてきた『裏切りのサーカス』という元スパイが書いた小説が原作となっている映画は、予告編をみたら何だかゾクゾクする面白さを感じたのですが、まだ物語が大きく動き出す前の序盤の段階で私は深い眠りに落ちてしまいました。

 先週末にリリースされた実写版映画『宇宙兄弟』は、原作のマンガは何冊か読んで面白かったのでかなり期待していたのですが、始まって30分が過ぎたあたりでウトウトと眠ってしまいました。決してツマラナイというわけではないのですが、原作にあるような”高い目標にグイグイ向かっていく”的なストーリー展開に引き込まれてしまうようなことはありませんでした。原作は面白いのに、映画化されると忠実に原作のストーリーを辿っているにも拘らず何かが抜け落ちていて味気なく感じることはよくあるパターンですが、この映画もその類なのかもしれません。原作では、物語の本筋からちょっと外れたシーンで見せる登場人物達の仕草や表情が、その人物のキャラを表す重要なポイントとなっていることがあります。一方、映画では時間の制約があるせいなのか、物語の枝葉的なシーンがバッサリと切られているので、人物の細やかな心情までは伝わってこず、観ている方も物語にどっぷりと浸かることが出来ないのかもしれません。

 映画の評価の仕方はいろいろありますが、相当眠たい状態で観ても目がパッチリ冴えて最後まで観れてしまうか、あるいは途中で眠ってしまうか、ということも評価する上でのひとつの指標となるかもしれません(ならないか ^^;)

裏切りのサーカス コレクターズ・エディション [DVD]

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宇宙兄弟 スタンダード・エディション [DVD]

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