つい最近、「お盆玉」というものの存在を知りました。いわば、お年玉のお盆バージョンで、帰省した孫達におじいちゃん・おばあちゃんが渡したり、久しぶりに会う親戚の子供などに渡すお小遣いなのだそうです。それ用のポチ袋が郵便局でも売られているらしく、ネットで日本郵政のサイトを見ると「お盆玉をあげてみては如何ですか」みたいなことが書かれていました。
日本郵政のサイトによりますと、もともとは江戸時代に一部の地域で、お盆に奉公人に衣類や下駄などを渡していたのが昭和初期頃からお小遣いを渡すようになったのだそうです。別のサイトによりますと、山形地方の「お盆小遣い」という風習がもとになっていると書いてありましたが、どこまでが正確な情報なのかは分かりません。
個人的にはお小遣いをあげること自体はどちらかというと好きなのですが、今まで全く一般的ではなかった習慣やイベントが広告代理店的手法で世に広められ、最初は違和感があったものの、次第に根付いていくという流れは、一方的に踊らされているみたいで納得できない気分です。恵方巻きとかハロウィンなんかも、以前は一般的ではなかったのに、いつの間にか定着しているのと同じパターンになるかもしれません。