小さな子供がサンタクロースを見て泣くという光景はたまに見かけますが、これはたまたまその子供がサンタを怖がっただけだと思っていました。しかし、ニューズウィーク日本版の記事によりますと、小さな子供がサンタを見て泣くというのは正常な反応らしいです。通常、生後6か月から見知らぬ人に対する警戒心が育ち始め、この種の警戒心は5歳くらいまで継続するとのこと。そりゃ、知らない人が近づいてきて「おもちゃをあげるからついておいで」と言われて何の警戒心も持たずについていってしまうのは大問題なので、そういうことが起きないように予め警戒心が作動するようなプログラムが私たちの脳にインストールされているのでしょう。
私自身が小さな子供の頃、サンタを見て泣いたかどうかは記憶が定かではありません。でも、怖がりであったという自覚はあるので、きっと泣いていたことだろうと思います。母の話によりますと、赤ちゃんの頃はエレベーターの扉が閉まっただけで大泣きしていたそうですから ^^;) でも、幼稚園児の頃は、クリスマスシーズンに幼稚園にサンタがやって来たのを見て「あ、あれはどこかのオジさんが白いヒゲを付けてサンタの格好をしているだけだな」と冷静に見抜いていた記憶があります。可愛げのない子供だったんだなぁ。