土曜日でしたが、仕事が忙しいので午後から会社へ行って、書類の処理などをこなしてきました。夜になって会社を出て、帰宅途中に仮装をしている人を何人か見かけました。ハロウィン関連のイベントに参加した(あるいは参加しようとしている)人たちのようでした。ハロウィンは10月31日(火)であり、その直前の土曜日ということで、イベントがたくさん開催されているのかもしれません。
ハロウィンなんて、日本では10年前にはまだほとんど認知度が無かったように記憶しています。それが、おそらく3〜5年ほど前頃からメジャーなイベントへと一気に変化しました。その原因は幾つかあるのでしょうけれど、YouTubeとかインスタグラムといったSNSツールが果たした役割は絶大だと思います。そして「インスタ映え」を目指して、どんどん過激で手の込んだ仮装をする方向へと拍車がかかりました。本来、ハロウィンというのはキリスト教において、死者の霊が元の家族を訪れるという日本のお盆のようなものです。その際に関係の無い霊までもが一緒についてやって来るので、それらを追い返す目的で怖い仮装をするようになりました。ですから、オバケとかモンスターなどの恐ろしいものの仮装をするのが基本なのですけど、日本ではそのあたりのコンセプトが抜け落ちてしまっていて、単なる仮装大会になり、恐ろしいものとは無関係のキャラクターがたくさん登場するようになってしまいました。
でもまあ、クリスマスにしたところで、本来の意味とは随分と違う受け取り方をしている日本ですから、他国の文化がこういう風に浸透していくのも、これはこれで日本的なのかもしれません。
というわけで、この季節に街の中を歩いていると、ハロウィンを素材にしたものをちょくちょく見かけます。
↓これはデパ地下のパン屋さん。こういう展示の仕方は、なかなか良いと思います。