先輩が、刑務所に入った。

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 通勤で利用している駅の通路の壁にポスターが貼ってありました。「先輩が、刑務所に入った。」というコピーの下には若い女性の笑顔が・・・。えっ?何だこれは?と思って写真の上の説明を読んだら、刑務官として就職したという意味であることが分かりました。つまりは法務省の刑務官募集のポスターなわけですが、これがただ「刑務官募集」とだけ書かれた「自衛官募集」と同じような路線で作成されたポスターだったら見向きもされないでしょう。法による秩序を司る「お堅い」イメージが特に強い法務省のようなお役所が、こういう表現方法を用いると、そのギャップが強いインパクトを生みます。どこの広告代理店が作ったのかは勿論知りませんが、通り掛る人の注意を引いて足を止めさせ読ませることに成功しているわけだから、非常に良く出来た広告に違いありません。そして法務省の上の方の人が、よくこの斬新な内容で決裁を下したなぁ、と感心してしまいました。