葬儀

 叔母の葬儀の喪主をつとめました。今回は通夜無しの一日葬で、親戚が数人参列するだけの小規模な家族葬なので「喪主の挨拶」は無いし、後は式場のスタッフの指示通りに動けばよいのですが、喪主というだけで必要以上に緊張し、朝から食欲も無く、落ち着きませんでした。開式の2時間ほど前に式場に行き、スタッフから説明を受け、書類を幾つか受け取りました。また、四十九日の法要はよく考えてみたら来月下旬であり、間際になって式場を探したりお坊さんを手配したりとバタバタするのは嫌だったので、その場で日時と場所を予約しておきました。そうこうしているうちにお坊さんが到着され、ご挨拶をして名刺を受け取りました。名刺には宗派が書かれており、今回の叔母のお家は決してたくさんのお坊さんがいる宗派ではないらしいのですが、ちゃんとその宗派のお坊さんが岐阜県内の遠くの地域からやってきてくださいました。やがて親戚達が到着し、開式まで1時間ほどお茶を飲みながら話しました。そして定刻になると、葬儀が始まり、続けて初七日の法要が行われ、滞りなく出棺、その後火葬場へ行き、1時間ほど待ってお骨を骨壷に納め、そこで終了となりました。今回は初めての喪主ということで、とにかく疲れたというのが私の印象でした。そして、それと同じくらい印象的だったのが、お坊さんの読経でした。一般的にお坊さんはよく通る声で読経されると思いますが、今回のお坊さんの声は、まるでオペラ歌手みたいで、音大の声楽科を出ているのではないかと思ったほどでした。四十九日の法要にもこのお坊さんが来ることになっているので、読経を聞くのが楽しみです。