イグノーベル賞

 イグノーベル賞という賞の詳細については、よく知らなかったのですが、NHKの『爆問学問(爆笑問題のニッポンの教養)』で先週と今週の2回に渡って取りあげられていたので、その賞の概要を理解することが出来ました。イグノーベル賞とは「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞とのこと。番組の中で紹介されていた研究は、確かに、まず笑えて、だけど「なるほど」と考えさせられるものばかりでした。研究を行っている当人達にしてみれば、決してウケ狙いで研究をしているわけではなく、非常に長い時間をかけて、地道にコツコツとデータを集めているものが多く、大変なんだろうなとは思いますが、傍から見ると笑えました。
 そして日本時間の今日、2011年のイグノーベル賞の発表がハーバード大学で行われ、「わさびのツンとくるニオイ」を使って睡眠中の聴覚障害者らの覚醒に成功した滋賀医科大学の今井眞講師ら研究者7人が「化学賞」を受賞したとういニュースがありました。日本人の受賞は5年連続だそうです。火災時に睡眠中の聴覚障害者や耳の遠い高齢者らが逃げ遅れる問題を解決するため、警報音の代わりに「わさびのにおい」を使って知らせる火災報知器の開発に道を開いたというのが受賞理由だそうですが、笑えるというよりも、とても実用的で素晴らしい研究だと思いました (^^)