ランス・アームストロング

 この本の著者、ランス・アームストロング氏(1971年生れ)は、10代の頃から自転車競技で才能を発揮し数々のタイトルをものにしてきたトップアスリートでしたが、25歳の時に精巣癌がみつかり、更に肺と脳にも転移していたため競技から退きました。しかし、驚異的な力で癌を克服し、そればかりか自転車レースに復帰してあのツール・ド・フランス前人未到の7年連続総合優勝を果たしました。

 そんなランス・アームストロング氏は、私の中では「伝説のアスリート」でありますが、既に「過去の人」でもあり、最近の動向については特に気に留めていませんでした。ところが、ついこのあいだの土曜日(6月2日)にハワイで開催されたトライアスロンのアイアンマンレース(水泳3.8km+自転車180km+ラン42.195km=合計約226km)で優勝したというニュースを聞いて驚きました。