完走メダル

 富士山マラソンのゴールゲイトをくぐり抜けてフラフラと歩いていると係員(ボランティアの小学生でした)から完走メダルを手渡されました。東京マラソンなどの大きな大会には完走メダルがあるらしいですが、地方の大会でメダルを出すところはあまり無いので、驚くとともに嬉しく思いました。
 メダルは、富士山を象った山の形をしており、裏側にはFINISHERの文字と日付が刻印されています。記念すべき第1回大会のメダルなので大切に保管しておきます。

 私が初めて出場したフルマラソンアメリカのオレゴン州で開催されたポートランドラソンなのですが、この大会ではゴールすると係員(こちらは小学生ではなく、大人のキレイなオネーサンでした ^^;)から"Congratulations!"かなんか言われながらメダルを首に掛けてもらいました。
 完走したランナーの多くが着替えてからもそのメダルを首からぶら下げて過ごしていたので、私も真似してみました。メダルを首から下げてカフェやレストランへ入るとお店の人が「マラソン完走したんだね。おめでとう!」と一声掛けてくれるのが嬉しくもあり誇らしくもありました。こういうふうにマラソンには直接参加しない街の人も一緒になって大会を盛り上げるところが、アメリカ人の良いところかもしれません。その点、日本ではまだそこまでは「市民マラソン文化」が浸透していないように思います。マラソンがブームになるのは大変喜ばしいことですし、若い世代が主流となって引っ張っていくのは良いことなのですが、ランナーも地元の人たちもみんなが楽しめる「みんなのマラソン文化」を築いていくことができたら素晴らしいと思います。