昨日のブログで取り上げました吉田たかよし著の『日本人の命を奪う6つの病気と〜』という本に、チョコレートやココアに脳出血を予防する効果があるという研究結果について書いてあるページがありました。
その研究をしたのは米国ハーバード大学のグループで、4千人余りの中年女性の食生活をデータ分析し、チョコレートやココアをどのくらい摂取しているかを推定しました。そしてその中で誰が脳出血を起こすかを12年間に渡り追跡調査を行いました。その結果、チョコレートを1日に9グラム以上食べている人は、ほとんど食べていない人に比べて脳出血を起こす危険性が半分だったそうです。脳出血が何故こんなに劇的に少なくなるのかはまだ解明されていませんが、チョコレートやココアの原料であるカカオ豆に含まれるテオブロミンという成分が原因のひとつだと考えられているそうです。テオブロミンは苦味成分のひとつで、血管を拡張させ動脈効果を予防する働きがあることがわかっています。
ただし、チョコレートの約半分は脂肪分ですので、食べ過ぎれば脳梗塞のリスクが高まってしまいます。摂取量の目安は、ハーバード大学の研究で効果が認められた1日当たりチョコレート9グラム程度です。例えば明治の板チョコは1枚が55グラムですので、その6分の1程度、小さな四角いブロックで2〜3個分で十分だそうです。
私の場合は仕事柄、この何倍ものチョコレートを食べてしまうので、食事や運動で脳梗塞のリスクを減らすよう心がけたいと思います。