『カラスの親指』

 『あまちゃん』のヒロイン役の能年玲奈が出ているというだけの理由で『カラスの親指』という映画をレンタルDVDで観ました。「カラス」というのは隠語で詐欺師のことで、ワケありで一緒に生活することになった詐欺師たちが力を合わせて闇の組織に一泡食わすという話です。作品の中には不幸な境遇にある子供が出てきて、そういうのを見るのはフィクションとはいえ胸が痛むのですが、全体としてはまあよく出来た映画だと思います。「もう終わりかな。そろそろエンドロールが出るのかな」と思ったあたりから最後に大きなドンデン返し的な事実が明らかになったりすることもあり、上映時間は170分と長めなのですが、観ている途中で退屈になるようなこともありませんでした。

 能年玲奈は、演技力はイマイチなのですが可愛いからOKです。阿部ちゃんは、だいたいどの映画・ドラマでも芸風が大きく変わることはなく、この映画でもしっかりと阿部ちゃんしてました (^^)