先週、会社で避難訓練がありました。毎年2回行われ、ひとつは地震を想定したもの、もうひとつは火事を想定したもので、今回は地震を想定したものでした。会社の設備は、耐震補強工事がなされたり、天井や壁が崩れた場合に身を守るためのシェルターが設置されたりしました。また食糧においては、全社員の3日分に相当する水と乾パンが備蓄してありますし、いざとなったら売るほどある(実際に売ってるんですけど)チョコレートを食べればなんとかなるであろうことは大きな安心感を与えてくれます。
しかし、肝心の社員の方がいまひとつ真剣さが足りず、実際に災害が発生してもこれくらい落ち着いていればよいのですが、たぶん慌てふためいてみんながバラバラの行動を取るのではないかと心配です。東海地震は「来るぞ、来るぞ」と言われてからもう随分と長い年月が過ぎ、2年前の東北の大震災の後はさすがに「次は東海地方かも」というイメージが誰の頭の中にも描かれ、それなりの危機意識があったのですが、それも時間とともに薄れていってしまっているのが現状です。天災は忘れた頃にやって来る、なんていうフレーズは最近はあまり耳にしなくなりましたが、忘れることなく備えをしっかりしなきゃとあらためて思いました。