- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2016/04/06
- メディア: DVD
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今回の『スペクター』の中には以前他の映画で見たことのある俳優が出演していました。ひとりは今回のいわゆる「ボンドガール」に当たるマドレーヌ・スワン役のレア・セドゥで、ミッションインポッシブルの前回作品『ゴースト・プロトコル』に悪い役(スパイ?)で出ていました。もうひとりは、英国の保安局のトップ役のアンドリュー・スコットで、現代版シャーロック・ホームズ『シャーロック』に宿敵モリアーティ役で出ていました。このアンドリュー・スコットなんて、こういう「頭は切れるけど、悪いヤツ」というイメージが定着しつつあり、もうそれ以外の役柄は出来ないんじゃないかと思ってしまうほどです。でもまあ、映画なんていうせいぜい2時間程度の限られた時間の中で、脇役のキャラクターを最初から説明していくわけにもいかないので、観客がその俳優の顔を見た瞬間に「あ、こいつは悪いヤツだな」と分かった方が映画を作る側にとっても映画を観る側にとっても、話がはやくて便利なのかもしれません。
マドレーヌ役のレア・セドゥは、ミッションインポッシブルの時の方が数段魅力でした。あの時は彼女は25歳で現在は30歳。5年の間に随分と印象が変わってしまいました。