小寒

 1月5日は二十四節気のひとつの小寒で、暦の上では寒さが最も厳しくなる時期の前半ということらしいです。よく「暦の上では春ですが、まだまだ寒い」とか「暦の上では秋ですが、まだ残暑が厳しい」とか言っているのをニュースや天気予報で耳にすることがよくあり、暦と実際が大きく乖離しているのが当たり前なので、いちいち暦と比較するのはやめりゃいいじゃんと思ったこともあります。しかし、「小寒」や「大寒」等の寒さに関しては暦と実際の気象が近いように思います。これからどんどん寒くなっていって、2月には一年で最も冷え込みが厳しくなるのでしょう。

 ところで各地の気温は何度ぐらいなんだろう、とふと気になって、スマホで気象情報をチェックししてみたところ、昨夜11時半頃の気温は次のようになっていました。

 岐阜は表示されていませんが、確か1℃でした。こうしてみると、北海道は「寒い」みたいなイメージがありますが、函館の寒さは、少なくともこの日のこの時刻においては、岐阜なんかと同じ程度なのかな。日本で一番寒いと言われている旭川でも−3℃だからそれほどでもなさそう。注目すべきは私が大好きな富士山の麓の山梨県南都留郡忍野村が−6℃ということで、北海道よりも寒いのです。実際のところ、例えば何かのメーカーが、いわゆる「北海道仕様」の寒さに強い製品を開発する際に、わざわざ北海道まで行って実験や研究を行うのは経費がかかるので山梨県で行う、という噂を耳にしたことがあります。
 私は冬の凛とした富士山が好きで、いつか山梨県忍野村に住んでみたいなぁ、と妄想してみたこともありますが、冬の厳しい寒さに果たして耐えられるだろうかが不安で、今のところ移住を実行しよとは考えていません。冬の夜に水道管が凍結しないように水抜きをしたりとか、ものぐさな私にはとうてい無理そう ^^;)