寿司

 浅間神社からの帰り、静岡駅で寿司を食べました。周辺のお店を幾つか廻ったのですが、どこもお店の前で並んでいる人の数がいつにも増して多かったので、どうせ待つならお気に入りのお店が良いと思い、いつもの『沼津魚がし鮨』へ行きました。

 寿司を食べる順序として正しいのかどうかは知りませんが、いつものように食べたいものから食べることにして、まず最初に中トロのお造りを頂きました。これが脂の乗りが多過ぎず少な過ぎず絶妙のバランスで、今までに食べた中トロの中でベスト3に入る美味しさでした。中トロに関してはお店によって、または同じお店でも日によって当たりハズレがあるのですが、お正月からこんなに美味しい中トロに巡り会えてツイテルな!

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静岡へ来たら、やはりこれは食べておかねばと、桜えびとシラスの軍艦巻きを注文。ついでにウニも。これらはいつも通りの安定した美味しさでした。

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この後、牡蠣フライなどを頂きました。

 

食べながら、お店の中央のカウンターの中で寿司を握っている職人さんの手をふと見て「おやっ?」と思いました。職人さんがビニール(実際はビニールではなくてポリエチレンですが)の手袋(業界用語で言うところの「ビニテ」)をしておりました。こういう寿司職人を見たのは初めてです。チェーン店だと、例えばFSSC(食品の安全管理のマネジメントシステム規格)の認証を取得するために手袋をするという措置を取らざるを得ないのかもしれません。客としては、衛生面という観点からは、勿論、手袋をしていた方が安心でしょうが、野暮であるのも確かです。個人経営の寿司屋は、そもそもFSSCの認証を取ろうとしないでしょうから、こういう動きはまだチェーン店だけなのでしょうが、東京の老舗の寿司屋はこんな野暮なことは絶対にしないだろうなぁ。

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