独自の宣言

 何年か前に、花粉症の季節に風邪をひいたことがありました。その際に受診した耳鼻科の医師によると、花粉症によって免疫が落ちてしまうので風邪などの感染症に罹りやすくなる、とのことでした。それを踏まえて考えてみると、新型コロナの感染者数が暖かくなって終息するどころか、急激に増加しているのは花粉症によって免疫のバリアの効力が低下していることも、もしかしたら原因のひとつなのかもしれませんが、実際に花粉症持ちとそうでない人の新型コロナの感染者数を比較するデータがあるわけではないので、素人の思いつきにすぎませんが。

 そんな中、先般発出された緊急事態宣言の対象になっていなかった愛知・岐阜・三重の東海3県が独自に宣言を発令しました。岐阜県は非常事態宣言を、愛知県は緊急事態宣言を、三重県は感染拡大阻止緊急宣言をそれぞれ独自に発表しました。名称は異なりますが、内容は国が発出したものと同質のようです。今のところ、東京都のように休業要請は行わず、外出を自粛し、他の人に接近し過ぎずソーシャルディスタンスを保つことなどを要請しています。学校の臨時休校は5月6日まで延長。

 こういった対策を取るのが遅いと言えば遅いのですが、今から出来ることを確実に行い、早期に終息することを願っています。とは言え、いつまで続くのか先が見えない状況です。来年になれば、恐らくワクチンや新薬の開発を含めた有効な治療法が出てくることを期待しつつ、今年はこれ以上の被害拡大を抑え込んで何とか乗り切りたいものです。