アメリカからうちの会社へメールが届きました。カリフォルニア州に住む男性からで、その人の息子がうちの会社の製品(チョコレート)の大ファンでいつも喜んで食べていると。そしてもうすぐその息子さんの7歳の誕生日なので、プレゼントとしてうちの会社の製品を贈って喜ばせたいので、ついてはいろんな種類のチョコレートを詰め合わせたものを送ってもらえないだろうか、という内容でした。この類の申し出に対して有名企業が粋なはからいをする、というのはどこかで聞いたことがあるような気がします。まぁ、送ってあげてもいいんじゃないかなと個人的には思ったのですが、会社の決定としてはお断りすることになり、私としてはちょっと残念かも・・・、と最初は思ったのですが、よくよく考えてみると変だなと思う部分が確かにあります。うちの会社はアジアへは現地の代理店を通して製品を輸出していますが、アメリカの業者との直接的な取引は無いのに、どうしてこの男性の息子さんはうちの会社の製品を「よく食べて」いるのだろうか?もしかしたらうちの会社が把握していないだけで、どこかの業者が日本で仕入れてアメリカへ輸出しているのかもしれませんが。また、アメリカにもチョコレート系のスナック菓子はたくさんあるし、しかも日本に比べたら価格はかなり安いです。一方、日本製のチョコレート菓子はもともとの価格が高いところへ、海外への輸送コストと関税が上乗せされるわけだからそこそこ高価な菓子になってしまいます。そんなものを7歳の子供がよく買うだろうか?