糸井重里さんの「ほぼ日」のコラムに「芋屋金次郎の芋けんぴが美味しい」とのコメントがありました。気になったので調べてみると、芋屋金次郎は、芋けんぴの製造メーカーである渋谷食品から生まれた芋菓子専門店。全国のスーパー等で売られている芋けんぴの凡そ半分は渋谷食品を含むシブヤグループの商品なのだそうです。そういえば、シブヤの商品はよく見かけますが50％ものシェアがあるとは知りませんでした。渋谷食品の本社は高知県にあるのですが、シブヤ以外のメーカーの芋けんぴ商品を手に取って裏面に表示されている製造者の欄をみると高知県であることが多いです。高知県は芋けんぴ生産の一大拠点だったのですね。
さて、芋屋金次郎の芋けんぴがどんな風味なのかが気になった私は購入してみることにしました。販売店は高知と東京日本橋にはありますが東海エリアには無いので通販を利用し、普通の芋けんぴとチョコでコーティングした芋けんぴを取り寄せました。もともと芋けんぴなんていうのは原料も製法もシンプルな素朴な菓子なので「他社とは違う美味しい芋けんぴ」を作るのは難しいと思いますが、確かに芋屋金次郎の芋けんぴは芋の風味が他のメーカーのものよりもしっかりとしているような気がしました。
チョコレートでコーティングした芋けんぴはミルクチョコ、ビターチョコ、ホワイトチョコの3種類のうち、ミルクチョコとホワイトチョコを買ってみました。もともと甘味が強い芋けんぴに更に甘いチョコレートを掛けたら甘過ぎるのではという懸念があったのですがそれほどでもなく、芋とチョコレートは意外と合うのだなあと思いました。しかし、今回買わなかったビターチョコが3種類の中では一番合いそうな気がするので、近いうちに買ってみたいです。
