ロッカールームの丸椅子

 日中にいろいろと用事を済ませて、夕方からスポーツジムへ行ってトレーニングをしました。スポーツジムの更衣室には細長いロッカーが並んでいて、丸椅子が各列に数個ずつ置いてあります。以前は、着替える際にこの丸椅子の上にカバンを置いたり、腰を下ろしたりしたこともあったのですが、今では全く使っていません。何故かというと、以前お年寄りの会員がその丸椅子に全裸で座っているのを目撃したからです。それも一人ではなく何人も見たことがあります。せめてパンツぐらいは着用して使ってもらいたいですし、他の会員からそれに関するクレームがあったのか、椅子に座る際には下着とか衣服を着用するようにという旨の注意事項が書かれた紙がロッカールーム内には掲示されてはいるのですが、全裸で座るという行為が無くなる気配はありません。そういうけしからんことをしているのは、見たところだいだい70歳ぐらい、またはそれ以上の爺さん達で、運動をしに来るというよりは、銭湯代わりにお風呂に入りに来ているようです。確かに、このスポーツジムの浴場は広くて温泉もあったりして、そのへんの銭湯なんかよりずっと充実してますし、お風呂だけを利用する「お風呂会員」というメンバーシップもありますので、お年寄りの憩いの場になっているのでしょう。しかし、公共の場での最低限のルールは老人といえどちゃんと守ってほしいものです。
 ただ、スポーツジムの経営を支えているのは若い人達ではなく、むしろそういった爺さん達の世代の会員であるのが現状のようで、ジム側にしてみれば「上得意」であることは間違いなく、故にあまり強行に爺さん達を排除するような手段を取れないように思われます。もしもそういう人達がいなくなったらジム側としては会費を値上げせざるを得なくなり、それは私たち一般会員にとってはありがたくないことなので、いちいち目くじらを立てて憤慨するのではなく、黙って静かに我慢するしかないのだろうなと悟るようになりました ^^;)