すし哲


 塩竈神社を参拝した後、今回の旅行の大きな目標のうちのひとつである『すし哲』へ行ってきました。塩竈神社からは、スマホの地図アプリのルート案内に従いながら徒歩15分ほどで到着しました(ちなみに仙石線本塩釜駅からは徒歩1〜2分の距離でした)。
 おそらく普段は混雑しているのでしょうが、この日(4/30)は世間一般は平日ですし、お昼どきをいくらか過ぎていることもあってか、お客さんの入りは半分ほどでしたので、待つこと無くカウンター席に座ることができました。さて、何にしようかなとメニューにざっと目を通し、せっかく遠路はるばるやってきたわけだし、次に来れるのはいつだかわからないので、一番高いやつにしようと心を決めて『すし哲物語』という握りの盛り合わせにしました。普通の寿司屋ですと「上にぎり」とか「特上にぎり」という名前が付けられるところですが、この『すし哲物語』という居酒屋かファミレスのセットメニューのようなネーミングのセンスはお店の雰囲気に合わないかもしれないなぁ、などと考えているうちに、注文した『すし哲物語』が目の前に登場しました。全部で12貫。さて、どれからいこうかと少し考えましたが、一番好きな中トロをまず最初に頂きました。う〜ん、月並みな表現ですが、この口の中に広がるトロッとした感じがたまりません。その後は、ひとつひとつ美味しさを噛みしめながら食べていきました。やはり、名店とか人気店だと言われるだけのことはあります。わざわざ遠くから来た甲斐があり大満足です。

 さて、せっかく美味しいお寿司を頂くわけですから、ビールもいいけどここはやはり日本酒にしようと思い、メニューを見ると塩釜の地酒の浦霞『春酣』という吟醸酒がありました。これは以前、nikkokisugeさんのブログにも登場したお酒であり飲んでみたいと思っていたところでしたので、迷わずそれに決めました。どれどれどんな味なのかな、とゆっくりと口に含んでみますと、吟醸でありながら大吟醸のような華やかな味と香りで、それでいて甘ったるくなく重すぎず、まさに『春酣』という名前がぴったりの美味しいお酒でした。

 旅の最終日(5/2)、岐阜へ帰るべく仙台駅へ行くと、駅構内の広場でたまたま「東北の地酒フェア」が催されていて、いろんな地酒が並んでおり、その中に『春酣』もありましたのでお土産に買って帰りました。美味しい魚でもつつきながらチビリチビリとやりたいと目論んでおります (^^)