- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2016/02/03
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (12件) を見る
【以下多少ネタバレあり】
自衛隊へ納品直前の最新鋭ヘリが何者かに乗っ取られます。ヘリは遠隔操作で福井の原発の真上に移動し、そこでホバリング。犯人は、全国の原発を停止し再稼働出来なくすることを要求し、その要求が通らなければヘリ(爆弾搭載)を原発へ落下させて放射能汚染を引き起こすと脅してきます。これに対して、地上ではヘリの開発担当者と地元の警察と自衛隊が必死になってヘリが原発へ落下する事態を回避しようと手を尽くしますが、予想外の人物がこの犯行に加わっていたりして・・・、といった内容です。
こういう原発が絡んだストーリーは、3.11の事故からヒントを得たのかなと思っていたのですが、原作の小説は20年近く前に書かれたものだと知って驚きました。東野圭吾といえば、巧妙なトリックを仕掛けた犯人との知的な攻防が見所というイメージがあったのですが、今回の『天空の蜂』はトリック的なものは割とシンプルで、それよりも手に汗握るアクションに重点を置いた作品で、そういうものが好きな人には楽しめるかと思います。