みかん

 最近は果物を積極的に食べるよう心掛けています。と言っても簡単に手に入って手軽に食べられるみかん(温州みかん)やバナナを選んでしまうことがどうしても多くなります。しかし最近ではみかんといえど結構高いものになってしまっていて、スーパーに並んでいるものでも、大きさにもよりますが、1個200〜300円くらいすることが珍しくありません。しかも、値段の割にはそれほど美味しくなかったりします。
 先日、スーパーではなくて個人経営の街の果物屋でみかんをみかけたので買ってみました。中ぐらいの大きさの温州みかん10個入りで1,000円でした。店主によりますと、例年であれば今頃の時期でもまだまだみかんは出回っていたのに、今シーズンは不作で収穫量が少なく、早くもみかんのシーズンはほぼ終わっているとのことでした。不作の原因は温暖化だそうです。みかんの産地は、東海地方では静岡県(三ヶ日みかんとか青島みかんが有名)、関西方面だと和歌山産が多いのでしょうか。いずれの地域も冬は比較的気温が高くて、それがみかんの生育に適していると思っていたのですが、気温が高すぎてはいけないのですね。果樹植物はデリケートのようです。あと何年かしたらみかんは高級品になっていて、昔のようにコタツに入ってテレビを観ながら食べるなんてことは出来なくなるかもしれませんね。