特捜部Q『キジ殺し』

特捜部Q ―キジ殺し― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

特捜部Q ―キジ殺し― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

 北欧デンマークのミステリー小説『特捜部Q』シリーズの2作目を読み始めました。第1作を読んだのは1年以上前で、割と面白いなと思ったのですが、他の小説のシリーズ(ジャック・リーチャーシリーズとか、リンカーン・ライムシリーズ等)を読んでいたせいで、随分と間があいてしまいました。
 特捜部Qのシリーズ2作目は『キジ殺し』。主人公とその助手のアサド(シリア人)が属する特捜部Qというのは、迷宮入りした過去の事件をあらためて見直して捜査するという部署で、今回は主人公のデスクの上に、何者かが解決済みの事件のファイルを置いていき、その事件に不可解な点があることから、もう一度この事件を捜査することになり・・・、というふうにストーリーは展開していきます。まだ100ページぐらいしか読んでいませんが、この事件のナゾがどのように解明されていくのか楽しみです。


 さて、そんな特捜部Qのシリーズ2作目ですが、内容については十分に面白そうなのですが、1年前にシリーズ1作目を読んだ時には感じなかった「困ったこと」がひとつだけあります。それは、この小説の主人公の名前が「カール」だということです。この「カール」という文字を目にする度に、どうしても明治のお菓子「カール」、東日本では販売されないことが決まったあのカールを思い出してしまい、サクッとしたカールの食感、いろんな風味があったけど個人的にはカレー味が好きだったな、特に何か月か前に食べた大人向けの贅沢バージョンのカレー味は個性的で良かったなあ・・・、などということが頭の中を駆け巡り、小説に集中出来なくなってしまうのです。困ったなぁ ^^;)