REACHER

 アクション小説が好きな私は、リー・チャイルド著の「ジャック・リーチャーシリーズ」をたくさん読んできたのですが、段々と飽きてきたのでもうこのシリーズは卒業することにしたと暫く前に書きました。そしてもうジャック・リーチャーのことは忘れてしまおうと思っていたのですが、このシリーズがアマゾンのオリジナルとしてドラマ化されたものが配信されていると最近になって知りました。小説の方はもう読まないと心に決めたものの、ドラマの方はやはり気になるので観てみることにしました。ただ、以前、別の作家のアクション小説がアマゾンでドラマ化された際に、いまいちキレの無い内容でガッカリしたことがあったので、あまり過剰に期待しないように自らをセーブしながら最初のエピソードを鑑賞しました。そうしたらこれが、予想を上回る出来栄えで、なかなか良かったです。このシリーズはトム・クルーズ主演で2作が映画化されていて、それはそれで好きな作品なのですが、原作小説では身長が2メートル近い主人公のジャック・リーチャーを170センチしかないトム・クルーズが演じることに少なからず違和感を抱いていました。それがアマゾンのドラマでは主人公を188センチのアラン・リッチソンが演じており、原作にはまだ10センチほど足りませんが、それでも映画よりはより原作に忠実に作られていることに好感が持てました。