マラソン

 1か月ほど前のNHK・FMの松尾貴史さんのラジオ番組でランニングをテーマとして取り上げていました。ゲストは、こういうテーマだと必ずと言ってよいほど登場する増田明美さんは、まあ想定内だとして、作家の角田光代さんが登場したのは意外でした。角田さんは、名前は書店で目にしたことがあるけれど作品は読んだことがありませんでしたし、マラソンをやっているとは勿論知りませんでした。角田さんのマラソントークが面白かったので、もっと知りたいなと思い『なんでわざわざ中年体育』というエッセイを読んでみました。もともとは、Number Doというスポーツ系の雑誌で2011年から2015年にかけて連載されたものだそうです。マラソンだけでなく、雑誌の企画としてヨガやボルダリングなどに初挑戦する回もありました。しかし、私としてはマラソンの回を熱心に読み、いろいろと学ぶことが多かったです。特に角田さんが毎年のように参加している沖縄のNAHAマラソンはとても魅力的に感じました。地元の方による応援が他のマラソン大会なんかよりも何倍もすごいらしく、スタートして500メートルも行かないうちに、いろんな食べ物を差し出してくるそうで、それが途切れることなくずっと続いているのだとか。私もいつか出場したいなぁと思いました。NAHAマラソンは12月に開催され、一般的にはマラソンには最適のシーズンですが、そこはなんと言っても沖縄ですから気温は高くて、ネットで調べると那覇の12月の平均気温は20℃ほどですが、角田さんが参加した中には27℃のこともあったそうで、やたら汗っかきの私としてはそこはちょっと心配。あと参加者の数も3万人と多いので、きっと宿泊先を確保するのも大変そうだなぁ。でも、その辺りの問題点は何とかクリアして、是非とも走ってみたいです。

なんでわざわざ中年体育 (文春文庫)

なんでわざわざ中年体育 (文春文庫)