記念日

 毎年この時期(7月前後)は、一年のうちでチョコレートの生産が最も少なくなります。少なくなる理由は、暑くなるとチョコレートのような甘ったるいものを口にしたいとは思わないのが普通で、消費量がぐっと少なくなるからです。この時期は「閑散期」と呼ばれており、チョコレート工場では稼働する生産ラインが減るので「閑散」とはいかないまでも、秋冬の繁忙期に比べれば余裕が出てきます。この期間を利用して、開発部署が製造テストや包装テストを行ったりしています。

 そんな季節に米国のある機関のインスタを見ておりましたらWorld Chocoate Dayという文字が目にとまりました。どうやら7月7日はチョコレートの記念日のようです。英文のウィキペディアなども調べてみましたが、あまり詳しい情報までは得られませんでした。こんな暑い時期にチョコレートの記念日が設定されているとは不可解です。

 その後、うどん屋へ行き讃岐うどんを食べている最中にふと「うどんの日」というものはあるのだろうかと疑問に思い、すぐにスマホで調べてみましたら、毎年7月2日を「うどんの日」とすることが香川県の生麺事業協同組合によって定められたと書いてありました。この日は香川県ではうどんに関連したイベントがあるのかもしれませんし、学校の給食でうどんが出たりとうどん三昧の一日なのかもしれませんが、香川県の場合は毎日がうどん三昧というイメージがあるので、7月2日だけうどんをたくさん食べるのではないような気がします。