飲んだ後のシメ

 日経電子版に日経MJからピックアップされた記事が載っていました。記事のタイトルは「20時からの行列、若者の〆は甘く 夜専門アイスやパフェ」。お酒を飲まない若者が増えてシメの需要が変貌している、という内容。大学生の時に飲み会で酒をしこたま飲むことを覚え、社会人になってからも暫くは学生のノリで大量のアルコールを胃袋にぶちこんで、30代も半ばを過ぎると徐々に酒量が減っていく、というのが人の酒との関わり方で、メインはあくまで酒であって、シメというのは居酒屋の中ならおにぎりやお茶漬けなどのコメ関係、あるいはラーメン屋へ行く、というのが日本人の正しい酒との付き合い方だと思っていて、それは未来永劫変わらないと勝手に思い込んでいたのですが、どうやらそうではないらしいです。近頃の20代、30代はお酒は1次会で飲んだとしても少量にとどめ、その後はアイスや甘いものを食べに行くのだとか。そういう客層をターゲットにした夕方から夜の時間帯だけ営業している「シメ用の甘いもの」に特化したお店もたくさんあるようです。

 飲酒は金がかかる上、健康を害したり酔って失敗するリスクが高いため、今時の20代は飲酒をコストパフォーマンスとタイムパフォーマンスの悪い娯楽だと捉えているとのこと。それはそれで正しいのでしょうけど、どこか腑に落ちないものを感じる私でした。