CDショップへ行った時に、たまたま店内に流れていた曲が気に入って、衝動買いしてしまうことが、頻繁には無いけれど、少なからずあります。
グレン・グールドの『バッハ:
ゴールドベルク変奏曲』もそのうちのひとつです。これは、
高島屋の11階にあるお店のクラッシックコーナーを通りかかった時、耳に入ってきたピアノの音色をほんの数小節きいただけで、もうそのCDが欲しくてたまらなくなってしまい、近くにいた店員さんに「今かかっているこのCDが欲しいんですけど!」と言って即購入しました。後で調べたのですが、この
グレン・グールドというピアニストは、「バッハと言えば
グレン・グールド」と言われるほどの人物で、天才なのだそうです。特にクラッシック音楽に詳しいわけではない私が聴いても、「この人は凄いな!」と感じるのだから、相当なもんだと思います。何というか、ひとつひとつの音に魂が入っている感じがします。音楽の素養があろうがなかろうが、どんな人生のバックグラウンドを持っていようが、時代とか、その他のあらゆるものを超越して、心の奥の方まで響いてくるような気がします。