加圧トレーニング

 数年前、水道橋博士の本に加圧トレーニングの事が書いてあるのを読みました。加圧トレーニングとは、腕や脚の付け根に専用のベルト(加圧ベルト)を巻いて血流を制限した状態で筋トレなどを行う方法です。血流が制限されると、軽い負荷でも筋肉中で乳酸(疲労の指標)が多く発生し、脳はその状態を「凄く激しいトレーニングをしている」と”勘違い”して成長ホルモンの分泌を促進するのだそうです。
 このトレーニング方法を自分でも試してみたいと思ったのですが、地元ではどこで加圧ベルトを売っているのかわからなかったので、東京へ行ったついでに渋谷のスポーツショップで購入しました。加圧ベルトは、誤った使い方をすると危険なので、購入の際にはお店のスタッフから使用方法について簡単なレクチャーを受け、「何か事故があっても自分の責任です」といった内容の誓約書にサインし、やっと手に入れることができました。それ以来、頻度はそれほど高くないものの、トレーニングに使用して、それなりの効果を実感しています。
 この『加圧トレーニングの理論と実践』は、東京大学の先生方による実験結果をまとめたもので、トレーニングだけでなく、例えば寝たきりで体を動かせない方の筋力低下防止へ役立てるなど、応用範囲が広く興味深い内容でした。
筋肉バカの壁 [博士の異常な健康PART2]

筋肉バカの壁 [博士の異常な健康PART2]