本に挟んでおく栞は、大抵はもともと新刊書に挟みこまれているものや本と一体型の紐タイプのもの、あるいは書店のレジカウンターに積んであるものを貰って使っています。そういった「無料」の栞ではなく、「有料」の栞を購入してみようかと思ったこともこれまでに何度かありましたが、Amazonなどで調べてみるとデザイン重視のものから機能性重視のものまで品揃えが豊富すぎて、かえってどれを選べばいいのかわからなくなってしまい、更には意外と値段が高いということもあって、結局いつもの「無料」の栞を使っています。
先日、「WEB本の雑誌」というサイトの下の方の広告欄にWish Markというバナーがあったのでクリックしてみると、出版文化産業振興財団が行っている東北の被災地への寄付プロジェクトのページに繋がりました。これは、3枚の栞のセット(315円)で、そのうちの2枚には作家(浅田次郎、冲方丁、川上未映子、武井咲、ドラえもんの中から選べます)の願いが書かれていて、残りの1枚は何も書かれていない短冊で、ここに自分の願いを書いて同封されている封筒に入れて郵送すると2012年8月6日から始まる仙台七夕祭の特設会場に展示されるのだそうです。尚、この売上金から必要経費を差し引いた収益全額が、図書や本棚の提供や、読みきかせ運動など、被災地の子どもたちのための読書支援活動に充てられるのだそうです。