『官僚に学ぶ仕事術』

 著者の久保田氏は、2001年に内閣府に入った官僚で(現在は陸前高田市の副市長に出向中)、タイトルは何となく「上から物を言う」的なイケスカナイ響きがあったのですが、妙に惹かれるものを感じたので読んでみました。
 はじめは「官僚」という言葉からは、あまり良いイメージは湧いてこなかったのですが、読んでみると官僚が普段どのような業務を行っているかがよくわかりましたし、相当な仕事量をこなしていく方法などは業種を問わず役に立ちそうでした。
 また、ケンブリッジ大学に留学中に出会った人々や、異なるカルチャーとの遭遇に関するエピソードはたいへん興味深く読みました。特に、「世界の現場で通用する英語術」という章には、英語を上達させた勉強方法について書かれており参考になったので、そのうちの幾つかを取り入れてみようかと思いました。