iOS7

 先週の金曜日のiPhone5Sおよび5Cの発売にあわせて、基盤となるOS(オペレーションシステム)のバージョンアップされたもの(iOS7)がダウンロードできるようになりました。早速その新しいOSを私のiPhone4Sにダウンロードして使ってみました。新製品のiPhone5Sは、このiOS7の上で動いて、あとはカメラの性能がアップしたのと、指紋認証システムが採用されたぐらいなので、今私の手の中にあるバージョンアップされたiPhone4Sと大した違いは無いということになります。やっかいなのは、バージョンアップされる前のOSに慣れていたこともあり、新しいiOSは必ずしも使い勝手が良いとは思えないことです。

 スマートフォンに限ったことではないですが、商品はバージョンアップを重ねていくうちにある時点でほぼ完成に近い状態になります。しかし、企業として営業売上を上げるためには更に何かを変えていかねばならないので無理矢理バージョンアップするのですが、その結果「前の方が良かった」となってしまうことが往々にしてあります。ウインドウズに関してもそういう声はよく聞きますし。そもそも、そう短いサイクルで革新的な技術が生み出されるわけありませんし、そのあたりをよく理解して、振り回されないようにしないといけないなと思いました。