『整腸力』

整腸力 --医者・薬いらずの体をつくる腸内改革--

整腸力 --医者・薬いらずの体をつくる腸内改革--

 「100歳になってもフルマラソン完走」を目指す私としては、足腰の筋力や心肺機能の維持向上はもとより、それらの土台として腸も大切だと考えております。腸は単に食べ物の消化吸収だけでなく様々なホルモン等の分泌に深く関わっており「第二の脳」などと呼ばれている重要な器官です。しかし、ではどうすれば腸を健康な状態に保てるのかということについてはよく知らないので、何か役に立ちそうな本はないかと書店の棚の間をブラブラと歩いている時にこの『整腸力』が目に留まり、面白そうでしたので読んでみました。
 この本から得たことはいくつかありますが、プロバイオティクスの概念を学ぶことができたのはとても大きかったです。口から入った乳酸菌などは大抵は胃や腸で死滅してしまいますが、中には腸まで届くものがあります。しかしそれらとて、一部の菌を除いて腸内に定着することはなく暫くすると死んでしまいます。では死んでしまうのなら意味が無いのかというとそうではなくて、短い時間であってもそういった菌が存在することが刺激となって腸内の環境改善に役立つのだそうです。それらの菌がいわゆる「プロバイオティクス」であり、腸の健康に保つために毎日(あるいは何日かおきに)摂取することが望ましいのだそうです。ではどの菌が良いのかというと、数多くの商品が出ていて迷ってしまいますし、人によってどれが合うかも違ってくるかとは思いますが、私の場合はいくつかを試してみた結果、カゴメの『ラブレ』が割と合いそうな気が何となくします。今後も他の商品を試してみようと思っております。