井筒ワイン

 昨年末に日本酒を買いに行った際、ショーケースの中にワインがあるのを見つけました。このお店にある日本酒はこだわりの逸品ばかりなので、きっとこのワインも何か他には無い特徴があるに違いないと思い店主に尋ねてみましたところ、井筒ワインという長野県塩尻のワイナリーの製品で、熟成度合が少ない、というかブドウ果汁からワインになったばかりで、グレープジュースのような新鮮な果汁感があり、フルーティーな香りも強いとのこと。実際に味わってみたくなったので、赤と白のうちの赤ワインの方を買ってみました。飲んでみると、確かにブドウの風味が強く、店主が言っていたようにグレープジュースのようで、がぶがぶ飲めそうな口当たりでした。ただ、ワインとしての深い味わいという点では物足りなさがあるので、例えばフランス人などはこういうタイプはあまり好きではないらしいみたいな話は耳にしたことがあります。そのあたりは好みが分かれるところですが、たまにはこういうワインも良いなあと、選択肢がひとつ増え、ワインに関する引き出しがひとつ増えたことにちょっとした自己満足的な喜びを感じました。いずれ白ワインの方も飲んでみたいです (^^)